美容室を開業するには、どれくらいの資金が必要か
美容師としての経験を積めば、いつかは独立したいですね。
もちろんテクニックも必要です。
しかし開業に際して大切なのは、お金です。
金銭的な支えがあれば、イライラすることもありません。
お客さんとも余裕を持って接することができるでしょう。
では具体的に、どれくらいの資金が必要なのでしょうか。
最低でも500万円は必要です
もちろん立地条件によって異なります。
まずは家賃を除外して考えましょう。
まったくゼロから設備を揃えるならば、
最低でも500万円は必要です。
美容室のお客さんは女性です。
小奇麗さが求められます。
ちょっとでも不潔感があると、
リピーターになってもらえません。
可能であれば1000万円は用意したいですね。
なお美容室や理髪店を廃業した店舗を探すのも一法です。
水周りが使えるだけでも工事費は節約できます。
家賃の目安は売上の20%です
美容室開業に当たって、家賃の目安はどの程度でしょうか。
どちらを先に考えるかですが、
月間売上の最大20%までに止めましょう。
具体的には、月の家賃が20万円であれば、
月間売上が最低100万円必要です。
客単価が5000円、週一休んで月25日営業すると、
1日当たり8人以上のお客さんが必要です。
8人と聞けば一見簡単そうですね。
しかし平日もコンスタントに予約が取れますか。
また土日に予約を断ってしまうと最悪です。
お客は流れていきますよ。
運転資金は確保できますか
開業後の落とし穴は何か。
運転資金の枯渇です。
集めたお金がすべて開業資金に回ってしまうと、
じわじわ困ってきますよ。
つまり新規のお店に、いきなりお客さんは来ません。
宣伝費用がかかります。
求人したスタッフの給料も必要です。
光熱費もあります。
最低でも1年間、
お客さんがゼロでも続けられるくらいの運転資金を確保しましょう。
自己資金を確保しましょう
美容室に限りませんが、独立する際には自己資金を確保しましょう。
若ければ金融機関からの借り入れも難しいでしょう。
借りれたとしても、自己資金と同額までです。
独立を目指すなら、最低でも500万円を貯めましょう。